Pornhubの調査結果2016を拾い読み

注意:この記事およびリンク先には性的な記述が含まれます
ソース:Pornhub's 2016 Year in Review – Pornhub Insights


GIGAZINEの記事もあるが、元が長大なレポートになっているため一部にしか言及されていない。(超人気アダルトサイトが1年を総まとめにした統計レポートを公開、総視聴時間は5246世紀分に相当 - GIGAZINE
なので個人的に気になった部分をピックアップしてみる。


後年の読者のために付記しておくと、日本から海外アダルト動画サイトで現在最も見られているのはおそらくxvideosと思われる。次点でxhamster、Pornhubは何番手かになるだろう。ただAlexaのグローバルランクではPornhubが50位、xvideosが104位だった。


またこの記事では主に検索キーワードについて見ていくが、特に日本については、検索キーワードと見られている動画が必ずしもイコールではない可能性がある。というのも、海外のサイトで英語で検索する日本人がが多数派でないことが考えられるからだ。日本ではアダルト動画をまとめているブログが数多く存在し、そこからリンク先に飛んだら海外のアダルト動画サイトであることが多い。そのため、Pornhun内を回遊する日本人ユーザーがそれほどいないのではないかと推測される。
また、この調査はアメリカからのアクセスが全体の4割を占めているため、総合的にはアメリカ寄りの結果になっていると思われる。


国ごとに見ていく前に人種的キーワードをまとめておく。
キーワードとして自国民がトップになっているのはインド、日本、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、スペイン、フィリピン、ポーランドスウェーデン、アルゼンチン、南アフリカ共和国
そうではない国はアメリカ(ランクインなし)、イギリス(4位)、カナダ(なし)、オーストラリア(11位)、ブラジル(3位)、ロシア(2位)、オランダ(7位)、ベルギー(11位)となっている。
英語サイトのため、母国語が英語の国では低めになるということだろうか。


アメリカのランキングでは世界1位の"lesbian"を抜いて"step mom"がトップとなっている。また、"ebony"が6位、"black"が9位となっている。検索してみるとebonyはblackよりも茶色に近い色らしく、「褐色」だろうか。人種的には黒人、ラテン系、インド系、東南アジア系も含まれるようだ。Urban Dictionary: Ebony
他の国では"〜人"という検索語句が目立ったのに対し、アメリカでは肌の色で検索しているのが特徴的だ。アメリカのサイトでわざわざ「アメリカ人」と検索する必要がないということもあるだろう。
また急上昇キーワードの3位が"star wars"、4位が"harley quinn"なのはEP7、ローグ・ワン、スーサイドスクワッドなど映画効果だろう。


イギリスのランキングは"lesbian"が強い。6位に"lesbian seduces straight"(ノンケを誘惑するレズビアン、同性の友人であるパターンが多いようだ)、7位に"lesbian scissoring"(貝合せ)など関連語句が入っている。
急上昇ワードの1位に"giantess"があるのが面白い。日本では巨大娘ジャンルだが、検索してみると確かに数十倍の身長差を想定しているものが多いようだ。


カナダの急上昇ワード4位に"minecraft"がランクイン。Pornhubにはアダルト動画だけではなく実況動画なども上がっているが、minecraftのアダルト動画も少数ながらあるようだ。日本ではドット絵エロジャンルがあるが、ローポリエロも流行るかもしれない。


インドのランキングは頭に"indian"をつけるのが特徴的。("indian wife"や"indian college"など)


その傾向は日本でも顕著だ。ただし"japanese"の場合は被写体が日本人というだけでなく、日本のAVスタイルという意味も含有しているのではないだろうか。
また、9位に"MMD"がランクイン。微妙な話題のためここでは詳しい言及を避ける。
急上昇ワード1位の"japanese sex game show"は検索するとバラエティ番組っぽいAVが引っかかった。
急上昇ワード4位の"euphoria"は一般名詞なのか某18禁ゲームのことなのか気になる。検索するとゲームの実況プレイも投稿されていた。


フランスの10位に"arab"、11位に"beurette"(アフリカ系2世らしい)が入っているのも世相を反映してのことか。

ドイツは12位に"bondage"が入っているのがドイツっぽくて好感。

オーストラリアは急上昇3位に"maori"がランクイン。(ニュージランドの先住民族

イタリアは3位に"footjob"にあるのが特徴。GIGAZINEではサッカー人気につなげていたのがなるほど。
7位の"amatoriale napoli"はナポリの素人という意味らしい。ナポリ市はブランドなんだろうか。

ブラジルはトップが"Overwatch"、4位に"Pokemon"、急上昇5位に"fart"(おなら)が入るというややマニアックな結果。同様の"farting"はオランダの急上昇5位にも入っていた。

ロシアは6位に"futanari"がランクイン。


ビデオゲームのキャラクターではトップがララ・クロフト(250万検索)、2位が"Tracer"(Overwatch、240万検索)、3位がZelda(190万検索)。ポケモンの登場人物では"Misty"(カスミ)が5位で150万検索、"Ash"(サトシ)が8位76万、"Pikachu"が9位60万。ただMistyや
Ashは一般的な名前らしく、複合検索しないとちゃんと出てこない。
アメコミではハーレイ・クインが1000万、次点で"Batman"が380万といったところ。