『パシフィック・リム』4回観たので感想(ネタバレあり)

1回目 TOHOシネマズ(3D・吹替)

冒頭の発進シーンがカッコよすぎて脳が変なゾーンに入ったのか、上映中に5回ぐらい泣く。

  • いや、最初のKAIJU(アックスヘッド)が橋壊すとこで既にキテた気がする
  • 主人公が初めて基地の格納庫に入ったとき
  • コヨーテ・タンゴからペンテコストが出てきたとき
  • チェルノのハンマーパワー
  • ロケットパンチ
  • 上空でチェーンソード
  • 最後のライフポッドのとこ
  • エンドクレジットでメインテーマがかかるとこ
  • レイ・ハリーハウゼン本多猪四郎に捧ぐ」
  • というか、メインテーマがかかるところは大体

司令の演説のシーンで(『インディペンデンス・デイ』だこれ!)と思いながら泣きそうになるぐらい、ちょっとテンションがおかしかった
エンドクレジットの「ハンニバル・チャウ:ケンドーコバヤシ」で会場が軽くどよめいた

2回目 TOHOシネマズ(2D・字幕)

1回目と同じ劇場。「やっぱり3Dの方がいいなあ」と思う。(面白いカタコトもあったけど)
この時に思ったのは

  • クリムゾン・タイフーンの即退場感(初見時はなぜか気にならなかった)
  • マコさんかわいい(アニメっぽい?アジア人だから許されるあざとさだろうか?)
  • テンドーの妙な存在感
  • 主人公のキャラクターの薄さ
  • エンドクレジットのCG部分で3体並んでタイトルが出る時にチェルノ・アルファがいない!
3回目 109シネマズ(IMAX3D・吹替)

再上映最終日最終回。複数回観てる人が多そうな雰囲気。そのせいかリアクション薄かった。
この時に感じたのは

  • イェーガーの腕がもげることが多い
  • やっぱりテンドーが気になる。なんとなく手塚(治虫)キャラっぽい?
  • 最後主人公の生存が確認されて喜ぶ管制室、喜んでるテンドーの後ろで抱き合う博士2人(ニュートとゴットリーブ)に和む
4回目 コロナワールド(4DX・吹替)

「4DX」とは3D+座席の稼働&振動&閃光(外部照明)&スモーク&香り&水しぶき&風などの効果を合わせたもの。詳しくは→http://www.4dx.korona.co.jp/about/index.html
海での戦闘など本編には水のシーンが多いが、水しぶきの演出は4回だけだった。スモークは一回、香りの演出はなかった気がする。(必要性のある場面も思い浮かばないし…KAIJUの死体の臭いとか?上映券にポップコーンとドリンクが付いてくるので、香りがあってもポップコーンの匂いに打ち消されてたかもしれない) その他の演出の回数は多かった。ただし座席が稼働するのは3Dメガネがズレるので良し悪し。あと他の劇場に比べて背もたれの角度が急なので、ちょっと背中が疲れた。アトラクション色強し。上映終了後の観客の雰囲気が遊園地のアトラクションを降りるときの雰囲気と一緒だった。
客層はオタ色のある若者グループ・カップルと子供連れの割合が多いという傾向。他の劇場で観たときはもうちょっとバラけてたと思う。上映終了後に「博士コンビ萌えるわ〜」と言ってた腐女子?コンビさん居た。(同感です)

  • 4回目にしてやっと最終戦の3匹の見分けがはっきり付くように

立体方式について

TOHOシネマズは何種類かの方式があるようだが、自分が観たときは"TOHOシネマズ 3Dメガネ"だった。メガネのフィルム部をみてみるとrealD(後述)と同じ方式のようだ。IMAX3Dにはやや劣るものの、雪や泡、水しぶきなどのパーティクル(粒子)の立体感が印象に残った。
109シネマズのIMAX3Dは『アバター』で初体験を済ませている。他の上映方式と比べて、映像よりもまず音がイイと思った。チェルノのブオー!という蒸気音に迫力がある。あとは解像感があって、操縦席の小さいボタン類などのディティールが分かる。それから発色も良く感じた。香港の市街戦で、看板のカラフルな照明効果がきれい。他の方式と比べて、立体感がより自然に感じられるので、「飛び出る!」という感じではない。そのため逆に迫力に欠けると思う人がいるかもしれない。
4DXではrealDが採用されている。目で焦点を合わせていないところがチラチラしてしまう。TOHOシネマズではそんなことなかったと思うんだけど…メガネの合う合わないに(個人差があります)ということだろうか。
一通り体験した身からするとIMAX3D>TOHO>realD かな。座席の位置も関係あるかもだが、大体良い席を選んだつもり。

4回観たけど引っかかった点

  • 犬(マックス)の作劇上の意味
  • 終盤2回連続自爆で解決はちょっと…
  • ジプシーだけアナログ
  • KAIJUはクローンなのになんでオオタチは妊娠してたのか
  • オニババ戦はマコがうずくまった状態でペンテコストが3時間戦ってたってこと?
  • 2人のパイロットの操縦の分担がよくわからない。全身共有しているようでチェーンソードのとこはマコだけが叫んでるし
  • チェーンソードはまあ、必殺技ということで
  • ハンセン(父親)の方が生き残ったのは司令役が(作劇上)必要だからということで
  • 尺の都合とはいえ、ローリーとマコの交流とか、他のパイロットとの絡みとか、もう少し丁寧に観たかった
  • あとKAIJUのデザインと大きさと鳴き声をもっとバラけさせても良かったのでは

他にもあったかも

4回観たけどやっぱりグッと来るとこ

  • メインテーマ!
  • オオタチが羽広げる〜チェーンソードまで
  • ラスト、マコの泣きながら「死なないで!」(林原さんの声で言われるとちょっと抵抗できない)

次回作の予想

マコは片方の靴が脱げて後にパイロットになった。
となると、片方の靴が脱げたハンニバル・チャウも…?(おまけシーンが蛇足だという声もあるが、次回作のために生かしておいたのかも)
風のうわさによると、続編はKAIJUとイェーガーの融合があるとかないとか。だったらパイロットはチャウしかいねえ!
ニュートとゴットリーブのコンビのパイロットも見てみたい。体力的に不安だが(特にゴットリーブ)
あと本編ではダイジェストになっちゃった第一世代のイェーガーの活躍も全53話のTVシリーズでお願いします(無理)。
あとクリムゾン・タイフーンとチェルノ・アルファの活躍っぷり見たい