テープ起こしの楽しさは音ゲーと似ている

先日テープ起こしをする必要があって1時間分くらい、初めてやったんですがこれがなかなか楽しかった(10分の書き起こしに1時間以上掛かったりして大変ですが)。 起こした文章が蓄積されていくのを見るのも楽しいけど、それとは別に音ゲーと共通した面白さがある。

音ゲーというのは曲に合わせて、決まった譜面に従ってボタンや太鼓を叩くゲームです。私も好きなんですけど、なかなか上達しない。でも楽しいので何度もプレイしてると、だんだんボタンを押すのがスムーズになってきて、頭で考えるより早く手が動くようになってくる。

そうやって上達してくると、実際は譜面に従ってプレイしてるにも関わらず、自分がボタンを押すことで曲を演奏しているような気分になってきます。そうした「転倒」が音ゲーの面白さのひとつの核心だと思う。

これはテープ起こしも同じで、何度も聞き直していると、自分が打った文章に従ってテープの人が喋ってるような気がしてくる。そういう意味でテープ起こしが楽しいと思ったのだろう。こういう「転倒」は探せば他にもありそうだ。