BusinessWeekの記事が出た

角川、「YouTube」に寛容な決断:NBonline(日経ビジネス オンライン)
翻訳元:Japanese Anime Studio Embraces YouTube Pirates
以前お伝えしていた通り、自分が受けたインタビューが短く載っています。記事の内容自体は、既報のもの(CNET日刊サイゾー)に比べて特に目新しいところはありません。

記事中には

「評価してもらったことはありがたい。ただ、あの作品を作ったのは、アニメを愛するファンの気持ちを代弁するためであって、著作権者に認めてほしかったからじゃない。だから複雑な心境だ」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080818/168087/

とありますが、翻訳元では

"But I made my videos because I wanted to be a part of an anime lovers' community, not because I wanted recognition from the rights holder. So I have mixed feelings."

http://www.businessweek.com/globalbiz/content/aug2008/gb2008085_543162_page_2.htm

となっており、「代弁する」ではなく"be a part of"(参加する)の方がより自分の意図に近いです。また、インタビューでは「あの作品を作ったのは自分のためとコミュニティーのため」と話しましたが、翻訳元から「自分のため」という文言がカットされています。

以下、経緯の仔細

インタビューの依頼はYouTube内部のメッセージ機能を通じて行われ、その後メールでのやり取りとなりました。「なぜ自分に・・・」と思いましたが、どうやらこのブログの記事がきっかけらしいです。
質問の内容はほぼ予想通りで、

  • 角川からメールが来た経緯
  • 自分が今までどのくらいMADを作ったか
  • なぜアップロードしようと思ったか
  • メールが来たときの気持ちは
  • アニメ版ハルヒについて

といった感じでした。
時間は予定されていた通り約30分で終了。受ける前は短そうな印象でしたが、友人と雑談するのとは訳が違い、長時間に感じました。

  • 記者さんは流暢な日本語、柔らかな物腰で「このオタクがー!」とか「この著作権侵害者がー!」という感じは全くなかった
  • 「MADは削除されてもしょうがないですね」と言ったらちょっと意外そうな反応だった。
  • 記者さんによると、「他に3人のMAD作者にインタビューをする予定」と言ってましたが、載ってないですね。
  • 「記事が出たらメールで連絡します」と言ってましたが、来てないですね。(Hey,Kenji...Hello?HELLOOOOOOO???)